再販制度なんかいらない。
再販制度は消費者のためにあると日本書籍出版協会のサイトでは説明しているが本当だろうか。私は嘘だと思うようになった。アメリカやイギリスでは再販制度がない。だが、よっぽど日本より入手したい本が簡単に手に入る。日本では売れないために「品切れ」や「絶版」で入手できないような本も、アメリカでは入手できることが多い。むしろ入手できないことの方が少ないのではないかと思う。日本では再販制度のためにまず「品切れ」や「絶版」に成った本は、書店での入手はまず無理だ。
ところがアメリカだとどうだろう?数年前に私が手に入れた本に「Camping and Woodcraft」と言う本がある。この本のオリジナルの出版はなんと1906年だ!!文体なども古く時代を感じさせる。そんな本が今でも入手できるのだ。日本で100年前の登山の技術書が入手できますか?イギリスではマロリーがエベレスト登頂を目指した当時の登山技術書が販売されていて購入できます。もちろん内容は前時代的で実用性は皆無です。それでも価格を下げるなどすることで購入する人間がいるなら、出版社は値段を下げて販売します。日本では再販制度があるためにそれが出来ない。
もう1つ、消費者のためではないと感じさせた好例がある。日本でもシャーロックホームズは今でも人気がある。サー・アーサー・コナン・ドイルのシャーロックホームズの全ての作品を日本で集めたらいくらに成るだろうか?文庫で揃えたとしても五千円近くに成ると思う。それがこの値段だ。もちろん翻訳だから単純に比較はできない。でも日本の文豪などの作品に関して比較すると日本は高いと感じる。
日本の出版社が出版するかどうかを決めているのは「売れるかどうか」それだけのように感じられて仕方がない。再販制度がなくなれば「品切絶版」と成っていた本も値段を下げるなどして、再び入手可能になる可能性がある。私が入手したいと思っている「遊歩大全」にしてのそうなるのではないか?
私は海外、特にアメリカやイギリスの本を購入するようになって痛切に感じるようになった。再販制度は出版社や書店のために存在するのだ。
| 固定リンク


コメント